もしもの時のスペイン宗教裁判 [ザッツ・エンターテイメント]
ど派手に宣伝していたミュージカル版ではありません。
メル・ブルックス主演の昔のやつです。
「プロデューサーズ」っていうと、どうしてもこちらが浮かびます。
確かに新しいほうが完成度が高いし、ストーリーも整理されてるんですけどね。
でも、マアカは絶対こちらがおすすめ。
このおバカさが好き。
B級通り越してC級に片足つっこんでるところが好き。
色々考えずにつっこみまくれるのが好き。
だからリメイクの時には「ヒットラーの春」がどうなるがか心配でした。
あまり変えられてなくてよかった。
あの歌は好きだな。というかあの歌があったからミュージカルにしようとしたのが絶対いそう。
メル・ブルックスに限らす、制作者のプロフィールには興味がありません。
だから作品を見て想像するだけなんですか、ミュージカル好きな人なんでしょうね。
で、もう一作のおすすめ。
人類誕生からフランス革命までの歴史をオムニバスで綴る作品・・・でいいのかな。
違うような気もするけど。
人類初の結婚、お葬式、ローマ貴族の生活など盛りだくさん。でもその中でもトルケマーダの出てくる中世編はミュージカルファン必見です。
「トルケマーダ」
これで笑えたあなた。あなたもマアカと同族ですね。
なあに、それ、と思った貴方。検索しましょう。
さて、トルケマーダとミュージカル。
めちゃくちゃな組み合わせですが、メル・ブルックスはこれをうまーくミュージカル・ナンバーにしてしまいます。タイトルは「ジ・インクエジッション」。
ええかげんにせいと言われそうなので説明。
中世ヨーロッパでは宗教裁判が大はやりな時期がありました。
その中で特にきつーく異教徒(特にというかほかにいなかったろうユダヤ人)をいためつけたのが異端審問官トルケマーダです。
拷問しまくりで改宗しなれば・・・の悪名高いトルケマーダですが、メル・ブルックスにかかったら豪華絢爛(まて゜はいかないか)なミュージカルに早変わり。
特に歴史的背景をしらなくても単品でお楽しみいただけます。
ミュージカルではないけれど「宗教裁判」ネタでは下の作品も有名ですね。
ところで「パート1」となってはいますが、「パート2」はありません。ちゃんと予告編はあるのに。
「氷上のヒトラー」とか「天翔けるユダヤ人」とか、完成させて欲しかったです。
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