SSブログ

やっぱり朝ごはんが好き [くいしんぼん]

シャーロック・ホームズ家の料理読本

シャーロック・ホームズ家の料理読本

  • 作者: 成田 篤彦, ファニー・クラドック
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 1981/01
  • メディア: 単行本


マアカは朝ごはんは和食が好き。
でも、パパの影響で洋食も大好きです。
一日交替で食べられたらいいなあ、誰かに作ってもらって。
この「誰かに作ってもらって」ってところがミソなんですよ。
この間一緒に療育に参加しているお母様が「スパムおむすび食べたことがない」っておっしゃったので、いくつか作って差し上げたんです。
そうしたら、すごーく喜んでいただいて、お返しにってケーキをドドーンといただきました。
おむすびのお返しにケーキ、それも量が半端じゃない。
「たいしたものではありませんでしたのに」
って申し上げたら、
「私のために作ってくださったのが嬉しいの。こんなものでは感謝の気持ちは表せないけれど、どうぞお納めになって」
とおっしゃるのでありがたくいただきました。
どこのお母様も同じなんだなあ。
男の人は奥様がつくって下さるけれど、女の人はね、そうはいかないし。
マアカも若様や姫御前がごはん作ってくれるとすごく美味しくてうれしいし。
閑話休題。
そう、朝ごはんのお話でしたよね。
パン食っていうと、だいたいトーストと目玉焼き、サラダがちょっととソーセージかベーコンっていうのが定番ですね。モーニングセットも大体そう。
でも、この本に出てくる朝ごはんは普通じゃない。
いえ、当時は普通だったかも。
シャーロック・ホームズ氏のおうちの家政婦ハドソン夫人の回想録という体裁をとっています。
当時のお料理をいろいろと紹介してある本です。
換算表もあるので、実際に作ることも可能です。
「朝食」を紹介する章でハドソン夫人はこう書いています。
「朝食が一日のうちで最も必要欠くべからざる食事であることは、大多数の方が理解し、お認めになるところでしょう」
そして続いて良い朝食のメニューが。長いけれど引用しますね。読みやすいように適当に改行いれます。
「生クリーム付のお粥、とろ火で煮たいちぢくかすもも。
ケジャリーまたは焼いた薫製にしんまたはカレー味の牡蠣。マッシュルームを焼いたものにビーフ・リソールまたはカツレツ・リフォーム。
スクランブルド・エッグ、ベーコン・エッグ、ソーセージとベーコンを焼いたもののどれかに焼いたマッシュルームとスコッチ・エッグと故障味のキドニー」(P51から引用)
以下まだまだ続いて、いつもひととおり食卓に出していたと書いてあります。
イギリス料理はいただけないと聞きますけれど、朝食とアフタヌーン・ティーはいただいてみたいな。
家から少し離れたところにイングリッシュ・パブがあるのですが、そこのローストビーフとフィッシュ・アンド・チップスは最高に美味しいんです。
だから、噂だけでなくて、実際に現地で本物のイギリス料理を戴いてみたいです。
死ぬまでにチャンスがあれば、ぜひ!

お気に召しましたらポチッとな

ブログランキング・にほんブログ村へ


nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(1) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 2

コメント 4

びっけ

自称へたれシャーロキアンの私としては大いに興味をそそられる本ですわ。
林望先生のイギリス料理の本を読んだ時、(イギリス料理って、言われているほどまずくもないのでは・・・)と思いました。このハドソン夫人の本もそんな感想を持ちそうです。
それにしても、ご近所にイングリッシュ・パブがあるなんて、お洒落でいいですね!
☆我が家では、私が土日になると急性低血圧症(!?)になるので、夫が朝食担当です。(^^;
by びっけ (2007-01-22 22:46) 

マアカ

びっけ様>
ご主人様の手料理で朝ご飯なんて、最高の贅沢ですね。
我が家では鍋と焼肉担当です。
一度それ以外の物も作ってくれると嬉しいのですが。
ご近所と申しましても、歩いて一時間以上のところです。
お散歩がてらポコポコ歩いて行って、お食事してまたポコポコ歩いて帰ってきますので、まるまる半日かかります。
でもお天気の良い日はとても気持いいんですよ。
by マアカ (2007-01-22 23:28) 

おきざりスゥ。

<バジル氏の優雅な生活>の挿話にでてきた
‘バジル氏の執事のアダムスさんの甥っ子の友人の奥さんの朝食’
(↑‘これはジャックの建てた家’みたいになってしまった・苦笑)も
美味しそうでしたね。

リンボー先生によれば「周りを海に囲まれているだけあって素材は抜群。
ただし食感についてあまりにも気にしなさすぎ」とか。

竹内久美子のサイエンスエッセイには
「イギリス女性は料理に神経を使わなくて済む分ほかの関心事に労力を割ける。
彼の国にノーベル科学賞受賞者の多いのは
(一般的な意味での)家庭的でない女性も世間に容認されやすく
そんな母親の薫陶を受けて育った個性的な子供達が裾野を広げているからだ」
という‘風が吹けば桶屋が儲かる’ような説が開陳されていて面白く読みました。
この展開‘何故イギリスがSF発祥の地なのか’の理屈付けにも流用できそうです。
by おきざりスゥ。 (2007-01-23 10:25) 

マアカ

おきざりスゥ。様>
イギリスというとリンボー先生、英国といえばメイドさん。
なんにしても奥の深い国ですね、イギリスという国は。
大魔王様はハギスとエールだけ味わえれば・・・なんて言っていますが。
by マアカ (2007-01-23 10:40) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。