やはり正直に書いておいちゃおう [ザッツ・エンターテイメント]
なかなかよい作品です。
時代の雰囲気もよく出ているし、ジブリ久々のヒットだと思います。
例の
きっと長く愛されることでしょう。
マアカはリアルタイムで原作読んでいました。
ですから、ちょっと言わせて下さい。
これを原作にしてアニメを作るって聞いたとき、「うそでしょ」って思いました。
イメージボート見て、さらに「まさか・・・」って思いました。
そして、その通りになりました。
ああ、どこから見てもご立派なジブリ様・・・。
原作は、評論家のお偉いさんに言わせると「行き当たりばったりのストーリーや性格描写の薄い少女マンガ」のたぐいらしいです。
そして、それをあそこまで仕上げたジブリすごいっ! らしいです。
確かにそれはそのとおりかも知れない。
でもね、当時の少女マンガに誰がそんな文学性や思想性なんか求めてました?
マアカのちょっと前の世代だと、長髪、ジーンズ、ギターは不良のしるし。
ちょっと校則違反すると問答無用でバリカンで丸坊主。
そんな中マンガに求めたのは「非日常性」。
制服でも、給食でも、私服でも、現実と似てはいても、そこにはキラキラした、ステキなきれいなものがあったんですよ。
リアルそのままなんて、別に必要じゃなかったし。
ジブリの「コクリコ坂から」は、「おまえの見ていた夢は所詮はこんな現実だったんだ」って突きつけられたような、辛い時に少女マンガを読んで元気だしてた自分に「これがリアルなら、おまえの居場所はないんだよ」っ言われたような、そんな何とも表現しがたさみしいモヤモヤを感じさせてくれて、ただいま消化不良状態。
もちろん映画版はすごくいい作品です。
これは間違いないです。
この部分は否定はしたくありません。
だって、これは映画の出来とは全然関係ないのだから。
そう、これは、多分、マアカの思い出の問題なんですよ。
デザイン、アクセサリー、髪型、小物。
リアルに存在しながら、リアルではありえないワクワクやドキドキやウキウキしたものであふれていたあの頃の少女マンガに対する特別な感情って、理解してもらうのは難しいかもしれません。
だから、今回に限り、コメントは承認後表示にしちゃいますよ~。
論争する気もありませんし、論争するような話でもありませんしね。
これにて とっぴんぱらりのぷぅ!
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