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IRONは「アイロン」にあらず~勉強するならいまのうち [姫御前のおはなし]

姫御前が後ろで英語の勉強しています。
若様が単語の意味とスペルのチェックいれてあげてます。
「I,R,O,N.はい、これなあに」
「アイロン!」
「ブー」
IRONにはマアカも苦い想い出があります。
中学生のとき、学校で模試があったんです。
英語の長文読解の問題ありました。
簡単ながらけっこう面白そうなストーリーで、試験中なのも忘れて読みふけっていくと、スパイがでてきたりするサスペンスな文章の中に、突然「Iron」という単語が。
「あいろん? アイロンだよね。でも、なんでここでアイロン?」
その「Iron」が引っかかって、その先の問題がどおしても解けない。
ジタバタしているうちに試験終了の合図。
なんだったのかなあ、あれ。なんであんなとこで洗濯の話になるの。
誰かに聞くのも恥ずかしいと思っていたら、クラスの男子が言ってくれました。
「おー、あのアイロンってなんだ」
教室が一瞬静まりかえり、次の瞬間、
「あれ、なんだよなあ」
「なんであんなところでアイロンかけるんだよなあ」
「スパイの話だったよね。アイロン台なんて出てくるのへんだよね」
よかったあ。マアカだけじゃなかったあ! ホッ・・。
あれがアイロンではなくて「鉄」のことで、スパイが鉄の壁の中に閉じこめられたって話だったらしいですが、それが判明したのは翌日の英語の時間。
「まさかアイロンとか書いたやつはいないよなあ」
と笑う先生の言葉にクラスの9割くらいは顔を引きつらせてました。
それにしてもあのころは単語を覚えようなんて努力、考えもしなかった。
もしもう一度中学生をやれって言われたら、喜んで勉強しちゃうな、
だって、今なら試験勉強をゲーム感覚でできるもの。
と姫御前に言ったら、
「それこそ年寄りの感覚よね、お母様」
と鼻で笑われました。
青春時代の真ん中は道に迷っているばかりだそうです。


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