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上海帰りのリル~じゃないのよ [ザッツ・エンターテイメント]

ジェムズ・キャグニー主演のバックステージ物のミュージカル映画「フットライトパレード」です。

フットライト・パレード

フットライト・パレード

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 1995/02/10
  • メディア: ビデオ


キャグニーというとギャング映画のほうが有名ですが、この作品では才能はあるけど需要のなくなってしまった演出家を演じています。
演出家のチェスターは、映画に客を奪われるし、貧乏人には用はないと妻に逃げられるし、散々な生活。
けれど、映画の前座としてショーをやることを計画。二人の出資者も得て、ショーの準備を始めるけれど、アイデアは何故か外部に漏れ、仕事はたくさんあるのに手取りは少なく、美人のダンサーと婚約すれば妻が慰謝料を要求しに現れ、ついでに婚約者のダンサーは婚約不履行で訴えるとわめきだし・・・。
よくまあこれだけ詰め込んだなって感じで物語は進みます。もちろん、最後はハッピーエンドでおわるのですが。
いろいろある割にはさくさく話が進むので飽きません。
それに、キャグニーはハンサムだし。
往年のキャグニーしか知らなかったマアカはディカプリオそっくりの顔にびっくりしました。
で、タイトルがなんで「上海帰りのリル」かっていうと、ショーの中のナンバーに「上海リル」と言う歌があるんです。
日本人なら「上海帰りのリル」しか知らないと思いますが、実はまずディック・ミネが「上海リル」をカバーし、戦後アンサーソングとして「上海帰りのリル」が作られたのだそうです。
「帰り」のほうは、生き別れた悲しさを歌っていますが、原曲のほうのリルはどちらかというとしたたかというか前向きというか。
キャグニー若い頃は良い声してるしダンスもうまいし。
その後アステアの出現で一変してしまう直前の、最後の昔ながらのハリウッドという感じの映画です。
いやあ、スカパーに入っててよかったあ。
こんないいものドンドン見せて欲しいです。
さて、今月は「ハーヴェィ・ガールズ」です。また見なくっちゃ。

こちらは昭和10年に宝塚で上演されたものだそうです。 日本語の歌詞もきれいですね。
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おきざりスゥ。

まばゆいシャンデリア 輝く盃
悩ましきジャズの音に 踊るは上海リル

今日はこのお方と 明日はあの方と
麗しき姿は わたしの上海リル

いつでも 朗らかに見せかける
だけどリル お前は泣いてるよ

涙をば隠して 笑顔で迎える
可愛い可愛い わたしの上海リル

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。 ..。.:*・゚゚・*:.。..。.:* ・゚゚・

またも脳内記憶から再生してみました。
誤記ご容赦。
Buttons&Bowsの時と同じく吉田日出子のカヴァーで聞きました。
これはアルバム<上海バンスキング>の収録曲だったはず。
マアカサンの書いてらしたとおり<リンゴの木の下で><月光値千金>も入っていました。どれも好き。
<Side by side>や<Lazy bone> なんかも春にピッタリの曲と思われませんか?
by おきざりスゥ。 (2007-03-08 18:37) 

マアカ

おきざりスゥ。様>
スタンダードなジャズって、春の夜がピッタリですよね。桜の下でシャンパングラスかなんかで一杯っていう雰囲気で。
グラスの中身はお好みで。
ええ、ワインだろうが焼酎だろうがウーロン茶だろうがお好きなものを適量で。
by マアカ (2007-03-08 20:00) 

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