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赤川次郎は100年後も読めるか [姫御前のおはなし]

さて、姫御前は本が大好きです。
よく読みます。
が、それは『限定・赤川次郎様』です。
ですから、開始以来かかさず見てます、ドラマ「四姉妹探偵団」。

三姉妹探偵団 (講談社文庫)

三姉妹探偵団 (講談社文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1985/07
  • メディア: 文庫

原作は「三姉妹」なんですが、ドラマでは四人になってます。
なんでだろう。
マアカって文章書くの下手だから、登場人物が増えると扱いに困っちゃうほうです。
さすがプロは違うな、うん。
ドラマのほうは室井滋がいい味だしてておもしろいです。

で、昨夜はそのドラマを見ながら姫御前と若様がおしゃべり。
殿と次期様はお風呂。
若様はダイニングテーブルで受験勉強。
(エアコンがリビングにしかないから、冬と夏はみんな食卓で勉強してまーす)
「やっぱ赤川次郎はいいよねー」
「・・・うん」
「いい作品たくさん書いてるし、早く全部読み終えたいなあ」
「・・・うん」
「大人になってもずーっとファンでいるんだあ」
「・・・うん」
「お兄様っ、姫御前の話ちゃんと聞いてるの?!」
「聞いてるって。確かに赤川次郎はすごいよ。これだけの作品テンション下げずに出し続けるって才能だと思う」
「でしょ、でしょ?!」
「でも100年後にはどーだろー」
「なによ、100年って!」
「もしかしたら、今日デビューした作家さんが大御所になってるかもしれないし、もしかしたら大衆娯楽向けの著作が禁止になってるかもしれないし」
「・・・」
「その時赤川次郎がどう評価されてるか、わかんないよねえ」
「・・・赤川次郎は娯楽小説じゃないもん! 名作しか書かないもん!」
「ミステリーとかは一応娯楽小説に分類されてるんだけど」
「絶対100年後にも残ってる! 姫御前が残す!」
「どうやって?」
「赤川次郎著作集とか出たら、100セットくらい買い占めて、100年後の子孫に一年に1セットずつブックオフに売るように遺言するのよ」
「一年に1セット?」
「そしたら200年後まで赤川次郎が読めるのよ。スゴイでしょ? ピチピチの女子高生に200年後まで読まれて、きっと赤川次郎も草葉の陰で喜んでくれるわ」
「・・・・200年後って、姫御前もあの世に行って影も形もないんじゃないか?」
「あ・・・」
「それに、その計画には重大な欠陥があるぞ。姫御前、結婚して子供産まなきゃ。で、その前に彼氏つくらなきゃ」
「・・・めんどくさ!」
「じゃあ残念だけど、計画は中止ということで」
「だいじょぶ! お兄様の子孫に頼むからっ!」
「人の子孫になに押しつける気だっ、おまえは!」

と、いう馬鹿な会話をしているうちに、終わっちゃったぜ、問題のドラマ。
「ああぁぁぁっ! 録画してないのにっ どうしてくれるのっ?!」
「とっとと風呂入ってねろっ!」
「お兄様のせいよ、お兄様が口出すからっ!」
「俺は関係ないだろっ!」
ああ、うちの子供達は仲良しでいいなあ。
来週は最後までちゃんと見ようね。
あ、母は全部見させていただきました。
おもしろかったよ~。


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