頑張れ、ニッポンのおまわりさん！

昨日新宿でみかけたデモ行進。

「デモに参加の諸君。
ご通行中の皆さんは君たちの行進を暖かく見守って下さっている。
ご迷惑のかからないように、すみやかに前進しなさい。
ご通行中の皆様、ただいまデモ行進が通過いたします。
大変ご迷惑わおかけしております。
もうしばらくおまちください。
デモ参加の諸君、横にはみ出さず、蛇行せず、まっすぐ前に進みなさい」

デモ行進の趣旨はというと、残念ながらあまりなにを主張されたいのかよくわからなかったです。
なぜなら、おまわりさんの声がとってもとってもよかったからです。
滑舌もなめらかで、声の出し方も大きすぎず小さすぎず。
そして拡声器を使ってもはっきりくっきり、音割れすることなく響いておりました。
デモ行進の前後には、参加者の１．５倍くらいのおまわりさんの集団。
日本のデモ行進はとてもマナーのよい集団でした。

でも、デモをするなら、もっとパフォーマンスを考えた方がいいんじゃないかなって思います。
数十年前と同じようにしたって、周囲の人にはなにも伝わらない。
なにか叫んでるくらいにしか思えなかったんですよね。
プラカードには一杯文字が書かれてるけど、歩行者には読み取れなかったし、シュプレヒコールはバラバラで、やっぱり何を言ってるのかわかりませんでした。
立ち止まる人達も、デモ行進よりもおまわりさんのほうに興味がいってましたしね。
自分たちの主張を叫ぶ古色蒼然たる手法では、あまり効果がないんじゃないかって思いました。

それにしても、おまわりさんの声、本当によかったですよ～。

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