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私が麺類がダメだった理由 [くいしんぼん]

マアカは結婚するまで麺類が食べられませんでした。なぜでしょう。
箱根湯本にいきつけのお蕎麦屋さんがあります。小さい頃は午前中に大掃除を済ませて、そこでおそばをいただいて、湯本のお風呂屋さんに入るのが大晦日の習慣になっていました。
小さいおばあさんがくるくるよく動いて働いていて、いつもにこにこ明るくて、9つ違いの妹はよくかわいがってもらっていました。お座敷に虎が浮き出た大きな木が飾ってありました。
ふつうのおそばではなくて、すった自然薯を混ぜていたらしく、ノビがあってすっーと喉を通っていく、もう絶品なおそばでした。
ところが突然、味が変わってしまったんですねー。おそばは美味しい、おつゆも美味しい、なのに違う。
エー、どうしてー?!
別々に頂くと今まで通りなのに、一緒に頂くと全然違う!
随分後になって聞いたところ、職人さんの一人がのれん分けして支店をまかされたそうです。
マアカが出かけたのはその直後だったらしく、微妙に味が違っていたそうで、しばらくたってから行った妹は今まで通りの味だったと言っています。
ただそのときは本当にショックで、以来10年近くも麺類は口にしませんでした。
全然別物のラーメンとパスタは大丈夫だったんですどね。
いつかもう一度あのお店に行ってみたいと思います。想い出は美化されるものですから、以前と同じ味というわけにはいかないでしょうけれど。

今はおそばもおうどんもドーンと来いです。


タグ:初花
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