ミステリー (今日のテーマ)

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「今日は「ミステリー記念日」だそうです。あなたがいちばん好きなミステリー小説・映画はどの作品ですか？」

名探偵登場

• 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
• 発売日: 2007/04/04
• メディア: DVD

「名探偵登場」です。

大富豪トゥェイン卿に呼ばれた世界の名探偵たち。
「真夜中の鐘がなるとき殺人が行われる。その謎を解いてもらいたい」
そして
「諸君は長い間、才知におぼれ過ぎ慢心したのだ。長年に渡り読者をだまし、どんでん返しでバカにしてきた。手掛かりも情報も隠しぬき、誰が犯人か推理させない」
名探偵たちはこの殺人事件を解決できるでしょうか。

なんとも言えず人を食った映画です。
まず、脚本からしてニール・サイモンです。
舞台演劇の大御所がなにしてんだって感じです。
そしてアレック・ギネス、ピーター・セラーズなど、よくもまあこの豪華なラインナップでこれだけの作品を作ったなーというのがまず感想。
出てくる名探偵たちは、全員有名な作品の主人公のパロディー。
ポアロ、マープル、「マルタの鷹」など。
ピーター・セラーズは生粋のイギリス人にもかかわらず、謎の中国人探偵に扮しています。
特殊メイクもなしで、欧米人が演じているのはバレバレなんですけれど、「英語圏が期待する謎の中国人像」にピッタリ。
他の出演者もそれぞれモデルのキャラクターをばっちり演じています。
アレック・ギネスは大富豪に使える盲目の執事役。
出しゃばらす゛目立たず、でも確かに腕の良い執事。
このアレック・ギネスの演技が大爆発するのがラストの方。
ああ、書きたい！
でも、これは絶対自分で見なくっちゃ！

実は、最初に見たのはテレビの吹き替え版でした。
これがねえ、すっごく面白かったです。
声優さんたち、本当に上手！
どこかに書いてないかな。
ああ、あった。

ピーター・フォーク：小池朝雄
エルザ・ランチェスター：高橋和枝
デイヴィッド・ニーヴン：中村正
マギー・スミス：藤波京子
ピーター・セラーズ：羽佐間道夫
ジェームズ・ココ：滝口順平
アレック・ギネス：千葉耕市
トルーマン・カポーティ：内海賢二
アイリーン・ブレナン：花形恵子
ジェームズ・クロムウェル：幹本雄之
リチャード・ナリタ：千葉繁

私はどちらかというと字幕でみたいほうなんですが（ディズニーとかで歌まで吹き替えになってたのが許せなくて・・・）、テレビの吹き替え版には元の演技に勝るとも劣らないものが結構あります。
この「名探偵登場」もその一つ。
両方とも見ていただきたいです。
そして見比べていただきたい。
必ず納得していただけることと思います。

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とにかく記憶に残る台詞は、
「最後の５頁で初めて犯人登場とは卑怯だぞ」
と、
「リタって呼んで・・・」
でしょう。うろ覚えだけど。
と゛のあたりで登場するか、ご自分で確かめてくださいませ。