「ユリアと魔法の都」 [読書]
辻邦生というと、「安土往還記」を思い出す方も多いと思います。
歴史小説とエッセイが有名な方ですよね。
学生時代愛読してました。
が、一番最初に読んだのがこれ、児童ファンタジーの「ユリアと魔法の都」です。
列車に乗ってどこかへ出かける少年ユリア。
突然降ろされたのは、子供だけの町でした。
行政も店舗も全て子供達が運営。
わずかにいる大人は子供のような人たちばかり。
「私、子供モデルをしていたの。いつも言ってたのよ。
ママが子供で私が大人ねって」
大人のママがこどもの町の住人で、子供の女の子は町のアウトサイダー。
町から出ることも出来ないユリアは、全てを思い通りにしてしまう町の体制に疑問を抱いて・・・。
細かいところはよく覚えていないんですが、ラストだけははっきり記憶しています。
制服を着て大人の仕事をしていることに疑問をもった子供達は、服を全て脱ぎ去って行進していきます。
ユリアはそれを見ながら銃撃を受けて倒れていくんです。
「子供であることを認めることが服を脱ぐこと」だというところに納得いかず、ついでにめちゃくちゃありきたりに感じましたし、主人公の扱いがあまりにひどいと憤慨しました。
にもかかわらず、何度も何度も借りて読んでましたね。
不思議です。
このあたりをはっきりすべくもう一度読んでみたいのですが、いまのところノーヒット。
いつかもう一度読み直すぞー!
←も読み直そぉと思っている本が何冊も・・
読まなきゃって思っている本が今は2冊
なのに・・DVDばっかりみてます・・・
なかなか読めない・・(泣)
by momogotti (2008-01-18 10:33)
momogotti 様>
そうなんですよー。
読みたい本はたくさんあるんです。
でも、問題はその本が絶版だったりすること。
見つかるまで時間がかかりそうです。
人生って短いなあって思います。
by マアカ (2008-01-19 18:34)