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家族で歌うのが愛唱歌・・・と言えなくもない [マアカ家のおはなし]

小さい頃、クリスマスが好きでした。
この時期になるとテレビやラジオでいろんな歌が流れるからです。
「第九」とか「ハレルヤ・コーラス」とか。
そうすると全員でハモりだします。
歌うのが嫌いな下兄様以外ちゃんと自分のパートがあって、クリスマスに限らず、とにかく合唱してました。
という季節外れの話題は導入部。
何が寂しいって、今は家族で歌を歌えないっていうのが悲しいです。
でも、車で長距離移動のとき、何曲か歌う曲はあります。
総帥閣下の眠気を覚ますためです。
当然、眠気を覚ます元気いっぱいの歌でなくてはいけません。
で、これです。



えー、さすがにいきなりこの画面はマズイでしょうということで、「続きを読む」にさせていただきました。
「抜刀隊」はご維新の頃のお話。
田原坂での戦いですが、歌自体は外国人の作曲です。
でも、ぴったりですよね。
なんでこんなのを合唱しているかというと、ただただ元気いっぱいだから。
それと、歌詞がきれいだからです。
内容が、ではないですよ。
内容はけっこう勇猛果敢すぎるし。
でも、古い文部省唱歌とか、本当に言葉がきれい。
小さい頃から大好きなんです。

日本の唱歌 (下) (講談社文庫)

日本の唱歌 (下) (講談社文庫)

  • 作者: 金田一 春彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1982/05
  • メディア: 文庫


学生時代にこの本で知って、密かに歌ってました。
で、結婚してからドライブ中眠くなった総帥閣下を起こすのに使えることが判明。
以来ドライブ中の愛唱歌になってます。
1番の歌詞に出てくる「敵の大将」は西郷隆盛のことです。
若様は1番が好きらしいですが、マアカは3番が好き。
でも、こういう歌を愛唱歌にしてるのはひかれるますよね。
ナイシヨにしとこう。
目覚ましの歌は、他に「箱根八里」とか「おさるのかごや」とか「あわて床屋」とか、バラエティーにとんでおります。

「抜刀隊」

一、
我は官軍我(わが)敵は、天地容れざる朝敵ぞ
敵の大将たる者は、古今無双の英雄で
之に従う兵(つわもの)は、共に慓悍(ひょうかん)決死の士
鬼神(きしん)に恥(はじ)ぬ勇あるも、天の許さぬ反逆を
起こせし者は昔より、栄えし例(ためし)あらざるぞ
※敵の亡ぶる夫迄(それまで)は、進めや進め諸共に
 玉散る剣(つるぎ)抜き連れて、死する覚悟で進むべし

二、
皇国(みくに)の風(ふう)と武士(もののふ)の、其身(そのみ)を護る霊(たましい)の
維新このかた廃れたる、日本刀の今更に
又(また)世に出ずる身の誉(ほまれ、敵も身方も諸共に
刃(やいば)の下に死すべきに 大和魂ある者の
死すべき時は今なるぞ、人に後(おく)れて恥かくな
※再唱

三、
前を望めば剣なり、右も左(ひだ)りも皆(みな)剣
剣の山に登るのは、未来の事と聞きつるに
此世(このよ)に於(おい)て目(ま)のあたり、剣の山に登るのも
我身(わがみ)のなせる罪業(ざいごう)を、滅(ほろぼ)す為にあらずして
賊を征伐するが為、剣の山もなんのその
※再唱

四、
剣の光ひらめくは、雲間に見ゆる稲妻か
四方(よも)に打出(うちだ)す砲声は、天に轟く雷(いかずち)か
敵の刃に伏す者や、丸(たま)に砕けて玉の緒の
絶えて墓なく失(う)する身の、屍(かばね)は積みて山をなし
其血(そのち)は流れて川をなす、死地に入(い)るのも君が為
※再唱

五、
弾丸雨飛(うひ)の間にも、二つなき身を惜(おし)まずに
進む我身は野嵐に、吹かれて消ゆる白露の
墓なき最後をとぐるとも、忠義の為に死ぬる身の
死(しに)て甲斐あるものなれば、死するも更に怨(うらみ)なし
我と思わん人たちは、一歩も後へ引くなかれ
※再唱

六、
我今茲(ここ)に死(しな)ん身は、君の為なり国の為
捨つべきものは命なり、仮令(たと)い屍は朽ちぬとも
忠義の為に捨(すつ)る身の、名は芳(かんば)しく後の世に
永く伝えて残るらん、武士と生れた甲斐もなく
義もなき犬と言わるるな、卑法者(ひきょうもの)ぞとそしられそ
※再唱

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コメント 2

おきざりスゥ。

〉古い文部省唱歌とか、本当に言葉がきれい。
小さい頃から大好きなんです。

スゥ。も!
文語体で七五調って正しく声に出したい日本語だと思います。

この歌は初めて知りましたが若様と一緒で1番が好いな。敵=悪でないところ戦う相手を
尊重しているところが好ましい。互いの正義の為に命を懸けるのでなければ戦いが済んでも恨みが残ってしまい決して終わらない報復合戦の始まりになってしまいますものね。


戦端の開かれた時点で外交の失敗なのに自らの陣営だけが正義だなんて考えは思い上がり以外の何物でもなく相容れない者同士が如何しても戦いを選択せざるを得なかった悲しみや後悔や反省や敵(と云っても同じ人間)に対する共感や尊敬がなかったら戦争ですらない大量殺戮に過ぎない。

最近の戦いの方が虐殺に近い気がするのは大量破壊兵器が開発された所為だけではない気がします。
もちろん戦争自体が完全に無くなれば1番イイのですが…
by おきざりスゥ。 (2008-05-29 11:25) 

マアカ

おきざりスゥ。様>
そうなんです。
若様が1番好きなのも同じ理由です。
世界情勢が危うい中、一度も戦争を経験せずに済んでいる私たちの世代は幸せだと思います。
できれば孫子の代まで幸せでいたいです。

by マアカ (2008-05-30 09:00) 

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