「テリブル・ツゥー」 [殿のおはなし]
ってご存じです?
「恐怖の2才」って意味です。
かわいかった赤ちゃんも、2才になるとイタズラし放題ってことですね。
殿は、もう3年も前から発達年齢が1才10ヶ月でした。
出来ることは少しずつ増えていったけど、発達検査をすると総合で1才10ヶ月。
社会性とか言語とかがすごく低いんです。
その分、運動能力は小学生を上回ってるんですが、自分の意思で動きをコントロール出来なければ宝の持ち腐れですね。
で、その殿がですね、ついに、ついに、2才半になったんです。
それも、春からの6ヶ月で!
半年で半年以上の成長!
すごいですよ、これ。
ついに2才の壁を越えました!
次は3才の壁ですね。
ええ、もう、待ち遠しいです。
なぜ待ち遠しいか。
そう、ここでタイトルの「テリブル・ツゥー」になります。
一昨日、殿はマアカのお布団の上で水遊びをしました。
「仕方ないわねえ、見てなかったのが悪いんだもん」
と、マアカはちょっと寒かったけど我慢しました。
昨日の夕方。
なんとか乾いたお布団に新しいカバーをかけて、ふかふかのお布団に大満足だったマアカ。
夕飯の支度をしていると、姫御前ちゃんがやってきて
「お母様、なんかチョコの匂いがプンプンしない?」
「おやつのチョコレートの匂いなんじゃない?」
「うーん、なんか粉っぽいような変な甘い匂いがするんだけど・・・。どこかでチョコが溶けてるとか・・・・・」
母と娘が寝室の向こうに見たものは・・・・。
人の形をしたチョコレートクッキー、いや、頭から足の先まで真っ茶色の殿でした。
「いやっいやっ! なにがあったの?!」
「あ、お母様、これっ! お母様が今日買ってきたココアっ!」
「ココアっ?! 一缶1300円もするチョー高級ココアッ!?」
「殿っ! 来るなっ! こっち来るなっ! 次期様っ! ヘルプ~っ!」
泣き叫ぶ殿を次期様にまかせて、マアカと姫御前ちゃんはあとしまつ。
「・・・・どうしよー・・・・・」
「水拭き・・・はまずいよね?」
「掃除機で吸う? 外ではたけるものはベランダにもってって。ああ、うちが1階でよかった」
「本、いい匂いがするよ?」
「お父様の本じゃなきゃいいわよ。マンガと文庫ばっかりだし。それにしても・・・・ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、なぁんでこんなことするかなあ。まだラッピングもほどいてなかったのに!」
「・・・・お母様、見ていなかったのが悪いのよ。姫御前がちゃんと見ていてあげればよかった」
「それを言ったらお母様のほうが見てなきゃいけなかったのよ。毛布、洗っちゃおうか。布団カバーとシーツも洗濯機に放り込んじゃおう」
「布団は・・・洗えないよねえ」
修復作業に2時間。
「お母様、今日はなにか辛いものが食べたいわ」
「うーん、じゃあキムチ鍋もどきはどうかな。白菜とお肉はあるから、キムチと出し汁で軽く煮るの。お豆腐も入れて」
「いいなあ、それ。白滝とか入れてもいい?」
「いいわよー」
昨夜の夢はココアの香りに包まれていました。
今日はファブリーズを買いに行きます。
「恐怖の2才」って意味です。
かわいかった赤ちゃんも、2才になるとイタズラし放題ってことですね。
殿は、もう3年も前から発達年齢が1才10ヶ月でした。
出来ることは少しずつ増えていったけど、発達検査をすると総合で1才10ヶ月。
社会性とか言語とかがすごく低いんです。
その分、運動能力は小学生を上回ってるんですが、自分の意思で動きをコントロール出来なければ宝の持ち腐れですね。
で、その殿がですね、ついに、ついに、2才半になったんです。
それも、春からの6ヶ月で!
半年で半年以上の成長!
すごいですよ、これ。
ついに2才の壁を越えました!
次は3才の壁ですね。
ええ、もう、待ち遠しいです。
なぜ待ち遠しいか。
そう、ここでタイトルの「テリブル・ツゥー」になります。
一昨日、殿はマアカのお布団の上で水遊びをしました。
「仕方ないわねえ、見てなかったのが悪いんだもん」
と、マアカはちょっと寒かったけど我慢しました。
昨日の夕方。
なんとか乾いたお布団に新しいカバーをかけて、ふかふかのお布団に大満足だったマアカ。
夕飯の支度をしていると、姫御前ちゃんがやってきて
「お母様、なんかチョコの匂いがプンプンしない?」
「おやつのチョコレートの匂いなんじゃない?」
「うーん、なんか粉っぽいような変な甘い匂いがするんだけど・・・。どこかでチョコが溶けてるとか・・・・・」
ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
母と娘が寝室の向こうに見たものは・・・・。
人の形をしたチョコレートクッキー、いや、頭から足の先まで真っ茶色の殿でした。
「いやっいやっ! なにがあったの?!」
「あ、お母様、これっ! お母様が今日買ってきたココアっ!」
「ココアっ?! 一缶1300円もするチョー高級ココアッ!?」
「殿っ! 来るなっ! こっち来るなっ! 次期様っ! ヘルプ~っ!」
泣き叫ぶ殿を次期様にまかせて、マアカと姫御前ちゃんはあとしまつ。
「・・・・どうしよー・・・・・」
「水拭き・・・はまずいよね?」
「掃除機で吸う? 外ではたけるものはベランダにもってって。ああ、うちが1階でよかった」
「本、いい匂いがするよ?」
「お父様の本じゃなきゃいいわよ。マンガと文庫ばっかりだし。それにしても・・・・ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、なぁんでこんなことするかなあ。まだラッピングもほどいてなかったのに!」
「・・・・お母様、見ていなかったのが悪いのよ。姫御前がちゃんと見ていてあげればよかった」
「それを言ったらお母様のほうが見てなきゃいけなかったのよ。毛布、洗っちゃおうか。布団カバーとシーツも洗濯機に放り込んじゃおう」
「布団は・・・洗えないよねえ」
修復作業に2時間。
「お母様、今日はなにか辛いものが食べたいわ」
「うーん、じゃあキムチ鍋もどきはどうかな。白菜とお肉はあるから、キムチと出し汁で軽く煮るの。お豆腐も入れて」
「いいなあ、それ。白滝とか入れてもいい?」
「いいわよー」
昨夜の夢はココアの香りに包まれていました。
今日はファブリーズを買いに行きます。
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