聞け！妊婦の叫びを～つわり・ツワリ・悪阻・・・

備忘録とかしているこのブログですが、これだけはぜひ！というのが結構あります。
マアカの場合それはつわり。それも妊娠悪阻という重いを通り越したつわりであります。
ふつうドラマなんかだと、ヒロインが「ウッ」とか口を押さえて洗面台に飛んでいきますね。
んでもって「もしかしてあなた・・・」「そうかしら・・・」って展開がありきたり。
でも、
ありえないから、それ。
つわり経験者ならわかりますよねえ。
ウッときたときにはもう予定日まで分かってるってもんです。
それに場面転換で出産直後まで飛ばすんじゃない。

だいたい良く言われるのが「みんな経験してるんだから」とか「大袈裟だ」とか「気のせいだ」とか「親になるくせに甘えてる」とか「つわりで死んだヤツはいない」とかですよね。
私は四つ目までは言われました、実の親から。そして殆どの妊婦さんが言われます。
大きな声で言いたい。

「つわりは気合いでなんとかならない！」
「気合いでなんとかなるのはつわりじゃない！」

二日酔いの朝はつらいでしょ。
それが数ヶ月続くんですよ。
下手すると産んだ後まで続くんです。
それを「甘えてる」とか「怠け者」だの言われたらたまりません。
もひとつ付け加えると「みんな経験してるんだから」っていうのも納得いかない。
同じ苦しさを味わったんなら文句も言わないけど、そうじゃないでしょー。人それぞれ違うでしょー。
マアカの場合、妊娠発覚すると同時に「さあくるか」「そらくるか」「いつくるか」とカウントダウンをはじめ、その日にそなえて食後は水を飲みまくります。
なんで？
戻したときラクだからと、脱水症状の緩和です。
そして始まったら即、入院準備。
冷凍庫に保存食品つめこんで、大掃除をして、後はひたすら通り過ぎるのを待つ。
待ってる間に３ヶ月くらいになるから、その頃には体重が１５キロは減って家の中はとんでもない状態になり、さらに血を吐いて２０キロくらい減ったところで強制入院っと。
これが二人目からのパターンです。
一人目は実家でブツブツ言われながら我慢してました。
３人目の時はＰＢＭのマスターの仕事をしていたから、吐いちゃ書き、書いちゃ吐き、最後は目の前が真っ黄色になって、「スーダラ節」に感動して涙流すくらいにおかしくなってましたし、４人目の時は病院の玄関で血を吐いて倒れて、気がついたら点滴して寝かされてました。
ちなみにその時はあまりに血液が濃くなりすぎて、点滴が入っていかなかったんです。
あと少し遅かったら血管が詰まって危なかったかもと脅かされました。
実際そのまま植物人間になった妊婦さんもいるそうです。
「つわりで死んだヤツはいない」っていう男の人。
大魔王様のお言葉を聞きなさい。
「つわりで死んだヤツはいないが、船酔いで吐きすぎて死んだヤツはいる」
そうです。
吐きすぎて神経をやられちゃって、海に飛びこんでしまった人がいるんですよ、過去。
マアカもスーダラ節でおかしくなりましたが、その時は泣きながら鰺のタタキを大量に作りました。
自分では食べられないのにね。
もしたまたまこのブログにたどり着いちゃった不幸な殿方がいらしたら、脳天に叩きこんどいてください。

・奥様のつわりがかなり酷いと思ったら、即病院に連れていくこと。
・帰宅してごはんやお風呂が準備できてなくても文句いわないこと。
・休日には家事をしてあげること。
・奥様が泣き言言っても黙ってウンウンと聞いてあげること。

それだけでも随分ありがたいものです。
え、そういうからには５人目が出来たかって？
ご冗談でしょう。国民の義務は十分に果たしました。
つわりさえなければあと４人くらい産みますけどね。

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