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幼稚園児は世界を救う~「ごきんじょ冒険隊」 [ザッツ・エンターテイメント]

ごきんじょ冒険隊

ごきんじょ冒険隊

  • 作者: 須藤 真澄
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 1997/06
  • メディア: コミック


幼稚園児のお話です。
不思議な回覧板をめぐって、街の中でふぁんたじーな物語が展開していきます。
でも、本当はこれ、同名ゲームのコミックなんですよ。
もう今では手にはいるかどうか。スーパーファミコンのソフトです。

ごきんじょ冒険隊

ごきんじょ冒険隊

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 1996/05/24
  • メディア: ビデオゲーム

ある日、幼稚園の年長さんのまなちゃんは、はらっぱで白いおひげのおじいさんと出会いました。
おじいさんは言いました。
「正義の心をもった少女よ。そなたはこの世界を救う勇者なのだ!」
まなちゃんはおじいさんの言ってることがよくわかりませんでした。
でも、「世界」を救うということだけはわかりました。
ですから、まなちゃんの「世界」を救う決意をしました。
まなちゃんの知ってる世界・・・・・・「ご近所」を。

というのがオープニングだったような気がする。
園児ですから、平日は幼稚園に行かなければなりません。
そして幼稚園で「おはなし」「おゆうぎ」「たいそう」などのの授業を受け、強い勇者になる勉強と努力をするのです。
はっきり言って、そんな幼稚園に通わせたくありません。でも、まなちゃんは一生懸命です。
闘うだけでは能がありません。そんな時は説得します。
うまくいくと戦わなくてよかったり、アイテムをもらえたりします。
でも、失敗すると先制攻撃されちゃいます。
いろいろな意味で工夫された楽しいゲームでした。
幼稚園児だから防具だって最初は「幼稚園の服」。
ちょっよくなると「ママのおさがり」だったり、「素敵なエプロン」だったり。
お金持ちのボンボンが来てるのが「アルマニのスーツ」「ベルサチのスーツ」。そんなもの通園服に使うなってば。
必殺技も凝ってます。
回復するの「がんばって」。ステータス異常を治すのが「びょうきなお~る」。
攻撃力アップは「つよ~い」。防御力アップは「かた~い」
回復アイテムもご近所の商店街で手に入る物ばかり。
「おにぎり」「おでん」「さしみ」「からあげ」「キャンディ」「たこ焼き」
幼稚園児がそんな贅沢なものを食べてもいいんだろうか。
戦闘が終わっても能力は上がらないし、お金ももらえない。
夕方になると、どんな場所にいてもママが迎えにきてしまう。
ほんわかのんびり、自分で出来る範囲だけ。
そんなすてきな勇者まなちゃんの冒険でした。


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おきざりスゥ。

須藤真澄はイイ!<ゆずシリーズ>なんか大好き(祈冥福)
“少し不思議”なSF感覚は無論ですが何と云っても絵柄が!
彼女と並んで、ふくやまけいこ、竹本泉。
もしストーリーがなくて絵だけであってもキット好き。
ちょっと違うけど文月今日子、清水玲子の柔らかい描線も好み。
もちろんブログに素材を使用させていただいてる坂田靖子氏も。
漫画として好き、という作家は数え切れませんが(上記含む)それはまた別の話。
by おきざりスゥ。 (2007-03-08 18:54) 

マアカ

おきざりスゥ。様>
生活感がありながらフワフワした不思議な雰囲気があって、若様も大好きなんですよ、須藤真澄。
今いちばんのお気に入り作品も紹介させていただきますね。
by マアカ (2007-03-08 20:03) 

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