氷室冴子さん・逝く

大好きだった作家、氷室冴子さんが亡くなりました。
なんていうか、もう、残念というしか・・・。

氷室作品で一番有名っていったらこちら、「ジャパネスク」シリーズですよね。

なんて素敵にジャパネスク〈2〉 (コバルト文庫)

• 作者: 氷室 冴子
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 1999/04
• メディア: 文庫

コミック化もされてます。
現在「人妻」編を連載中。

なんて素敵にジャパネスク (第5巻) (白泉社文庫)

• 作者: 氷室 冴子
• 出版社/メーカー: 白泉社
• 発売日: 1998/03
• メディア: 文庫

そして「クララ白書」シリーズ。
「マリアさまがみてる」も女子校を舞台にしていますが、マアカとしてはこちらの方がギュッといろんなものが詰まっていて好きです。
シリーズ4作ですが、今だったら1冊につき５冊くらいかけそうなくらいエビソードが詰まってます。
でも、それが全然重くない。

クララ白書〈1〉 (コバルト文庫)

• 作者: 氷室 冴子
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2001/06
• メディア: 文庫

映画化、アニメ化、舞台化、いろんな作品があります。
でも、マアカが氷室冴子を知ったのはこの作品。

少女小説家は死なない! (集英社文庫―コバルト・シリーズ)

• 作者: 氷室 冴子
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 1983/01
• メディア: 文庫

「作家になるってこんなに大変なんだァ・・・」
って誤解しまくった作品でした。
でも、今読むと、ある意味現在のライトノベル業界にあてはまっていないでもないし。

銀の海 金の大地―古代転生ファンタジー (コバルト文庫)

• 作者: 氷室 冴子
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 1992/03
• メディア: 文庫

「銀の海　金の大地」を最後にコバルトから新刊が出ていません。
また、この作品以降、ほとんど執筆活動をされていなかったようです。
「ジャパネスク」の続きを読みたかった。
シリーズ中断した作品もいくつかあります。
もう読めない。
残念でたまりません。

享年５１才。
ご冥福をお祈りいたします。

コメント 6

私も昨夜携帯からこのニュースみてすごくショックでした。
漫画は殆ど読まない私だけれど、ジャパネスクは読みましたよ。好きだったなあ。。。
51歳、まだまだお若かったのに。
ご冥福をお祈り致します。
by 藤紫 (2008-06-07 09:48) 

朝６時台のNHKニュースで知りました。誤解を招く書き方になったら申し訳ないけれどNHKニュースで採り上げられる人であったのだなぁ頑張ったんだなぁというのが１番はじめの感想。

まだライトノベルという言葉もないころ一般の小説とリーグが違うくらいの認識をされていた少女小説の魁だった作家の１人。
それが訃報をNHKニュースで採り上げられるまでになった影には読者の支持あればこそ。その更に裏には何より彼女自身の頑張りがあったと思うのです。
彼女たちパイオニアの作家等が耕し種を蒔いた土壌は何と豊かな土地に変わったことか。

51歳。逝くには早すぎるけれど人生の価値は長さのみでなく確かに彼女は値打ちのある生を生きたのだとNHKのニュースは言外に語ったのだと思います。
願わくは彼女の私生活もまた充実したものであったことを。
by おきざりスゥ。 (2008-06-08 00:26) 

藤紫 様＞
「ジャパネスク」「ざ・ちぇんじ！」、大好きでした。
続きが読めないのが本当に残念です。

by マアカ (2008-06-09 12:14) 

おきざりスゥ。 様＞
氷室作品以前の少女小説って、こう言ってはなんですが、かなり古いセンスでしたね。
この頃から段々面白くなってきて・・・本当に惜しい方を亡くしたというのは、こういうことかと思います。
せめて「ジャパネスク」人妻編のコミック連載が無事終了するよう祈っています。
by マアカ (2008-06-09 12:17) 

ええ～！！
氷室冴子さん、亡くなったのですか。。。
驚きです。
残念です。
あたしは、氷室さんの本が大好きで、
「ジャパネスク」や「ちぇんじ」などなど読みふけってました。
あげくに、
大学では、平安文学を研究していたんです。
ああ～、ものすごくショックです。
by 古典酒場編集長 (2008-06-10 14:18) 

古典酒場編集長 様＞
イベント明けのお疲れのところコメントありがとうございます。
私も「えっ！？」って感じでした。
学生時代に氷室作品を読んでいたら、進路をもうちょっと考えたのになって後から思いました。
「ジャパネスク」、瑠璃姫と高彬のその後を読みたかったです。

by マアカ (2008-06-11 06:39)