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ガチャピンのモデル・宇宙軍大元帥閣下・逝く [紙魚からきいたおはなし]


スペース・オペラの書き方―宇宙SF冒険大活劇への試み (ハヤカワ文庫JA)

スペース・オペラの書き方―宇宙SF冒険大活劇への試み (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 野田 昌宏
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1994/10
  • メディア: 文庫


SF作家であり、評論家でもあった野田昌宏氏が亡くなりました。
元日本テレワークの社長で、ガチャピンのモデルであったのは有名です。
体型といい笑顔といい、飽くなき好奇心、探求心といい、本当にガチャピンそのもの。
SF大会などで何度かお会いしたことがあるのですが、数年に1回しかあわないマアカや総帥閣下のこともよく覚えていてくださって、
「元気?」
と気さくに声をかけてくださいました。
とても暖かい優しい方でした。

銀河乞食軍団 (外伝1) (ハヤカワ文庫 JA (205))

銀河乞食軍団 (外伝1) (ハヤカワ文庫 JA (205))

  • 作者: 野田 昌宏
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1985/07
  • メディア: 文庫


続きが読みたかったなあ。
本編もいいけど、この外伝がコミカルでいい味だしていて、大好きでした。

享年74才。
今は銀河を駆けめぐっていらっしゃいますか。

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コメント 4

おきざりスゥ。

好きでしたよ〈レモン月夜の宇宙船〉とかガチャピンの中の異星の人が毎回だまされて酷い目に合うTV屋たちのシリーズとか…

マアカサンのように直接お目にかかりはしませんでしたが加藤直行氏のイラストは親しい存在でした。
去年つぶれて跡は銀行に変わってしまった名古屋のロボット博物館では大元帥の膨大なコレクションの一部に触れる機会をえました。

ただ前記事の氷室冴子氏と違い願うまでもなく彼の人生が充実したものであったことを想像するのが容易い気がします。
いいとこの坊っちゃんが好きな仕事で楽しく暮らしていたようにしか考えられません。
トレードマークのハの字眉は文字通り笑った形で曇ったことなぞなかったようにしか…
今頃クラーク博士にでも新参の挨拶してるんじゃないかしら?

そんな感じです。
by おきざりスゥ。 (2008-06-08 00:47) 

しーちゃん

大きな星が流れてしまいました・・・
私は海外SFのほうを多く読んでたので、野田氏の作品はあまり多くは読んでないのですが、大御所でしたよね。
マアカさんはお会いしたことがあるんですか!?
すごいですね。
この頃すっかりSFとはご無沙汰してましたが、野田氏の作品、読み返してみたくなりました。
氷室さんの訃報もショックでした・・・
同年代なのにあまりにも早すぎる・・・

by しーちゃん (2008-06-08 22:07) 

マアカ

おきざりスゥ。 様>
「部屋の一片全部が机だったらいいなあ」
「ダメですよ。大元帥のお部屋なら、その机もあっというまに本と資料で埋まっちゃうんでしょう」
という会話をしたのは結婚前のこと。
たくさんの素敵なもの、大好きなものに囲まれて、間違いなく豊かで充実した人生であったと思います。
悲しいことが続いた週末でした。
by マアカ (2008-06-09 12:21) 

マアカ

しーちゃん 様>
大元帥はSF大会などでも、若いファンに気さくに声をかけてくださる優しい方でした。
お仕事やプライベートでたくさんの人に会われているはずですのに、ちゃんと顔を覚えていてくださったんですよ。
大会に行けばまたお会いできると思っていましたのに、寂しいです。

by マアカ (2008-06-09 12:24) 

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